夏を快適に過ごすための湿度とは?温度と湿度のバランスについて解説します
2023/07/07
快適な暮らしを実現するためには、温度と湿度のバランスが非常に重要です。
とはいえ、快適な温度と湿度がどの程度なのか、理解している方はあまり多くはないのではないでしょうか。
そこで今回は、夏を快適に過ごすための温度と湿度のバランスについて解説します。
□快適に過ごせる夏の湿度とは?
快適な暮らしを実現するための温度目安として、「暑さ指数」と「不快指数」があります。
ここでは、それぞれの目安について解説します。
*暑さ指数
暑さ指数とは、熱中症の予防を目的として1954年にアメリカで提案された指標です。
これは、人体と外気との熱のやりとり(熱収支)に着目した指標で、人体の熱収支に与える影響の大きい 湿度、 日射・輻射など周辺の熱環境、 気温の3つを取り入れています。
そんな暑さ指数の目安は以下の通りです。
・31以上:危険値(全ての生活活動において危険が生じる) ・28〜:厳重警戒(全ての生活活動において危険が生じる) ・25〜28:警戒(活動的な行動に危険が生じる) ・21未満:安全
*不快指数
不快指数とは、蒸し暑さを表す指標であり、数値によって蒸し暑く感じるかどうかだけではなく、冷房を使う目安としても使うことができます。
そんな不快指数の計算方法は以下の通りです。
不快指数= 0.81×温度 + 0.01×湿度[%]×(0.99×温度 −14.3)+ 46.3
この計算により出された不快指数が、60以下だと寒さを感じ、60〜70は心地よく、80以上では蒸し暑さを強く感じるとされています。
□湿度と温度のバランスをとり快適に過ごしましょう
先ほど紹介した2つの目安は、温度だけでなく他の様々な要素が考慮されています。
暑い日はとにかく冷房で部屋を冷やそうと考える方もいますが、温度差は体に負担が大きいため、湿度を含めた調整を行い、最適な室内環境の整備を行う必要があります。
*クールビズを実現しよう
環境省は冷房時の室温を28℃で快適に過ごせる軽装や取組を促すライフスタイル「クールビズ」を推進しています。 冷房時の外気温や湿度、建物の状況、体調等を考慮しながら、無理のない範囲で冷やし過ぎない室温管理の取組を行いましょう。
□まとめ
今回は、夏を快適に過ごすための温度と湿度のバランスについて、「暑さ指数」と「不快指数」の2つの目安とともにご紹介しました。
ご紹介した通り、冷房の温度を下げすぎることは、体にとって大きな負担となります。
湿度や服装、風通しを工夫して暑い夏を快適に過ごしましょう。
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