断熱の基準である断熱等性能等級とは?新設された上位等級についてもご紹介!
2023/08/02
住宅の快適さ、省エネ性能を示す指標である断熱等性能等級。
こちらは、家づくりやリフォームの際には意識したい指標ですが、この意味を理解していない方は一定数いらっしゃいます。
そこで今回は、断熱等性能等級の意味と新設された上位等級についてご紹介します。
これらを理解して、より性能の高い家づくりやリフォームを目指しましょう。
□断熱等性能等級とは?
断熱等性能等級とは、国土交通省が定めた、品確法(住宅の品質確保の促進等に関する法律)に規定された省エネ性能を表す等級のことを示したものです。
この断熱等性能等級は、過去に何度か見直されています。
直近では、2022年4月1日までは5つのランクだったものが、2022年10月1日から等級6、7が新設され7つのランクで評価されることとなりました。
*断熱等性能等級を決める基準はUA値!
断熱等性能等級ごとに、必要な「UA値」が定められています。
UAとは外皮平均熱貫流率のことで、「室内外における、熱移動のしやすさ」を示す指標です。
つまり、このUA値が小さいほど室内外の熱移動が少なく断熱性能が高いといえるため、断熱等性能等級の決定基準としてこのUA値が使用されているのです。
□上位等級の特徴と新設された理由をご紹介
先程もお話しした通り、2022年10月1日から等級6、7が新設されましたが、この背景には何があったのでしょうか。
ここでは、考えられる2つの背景について解説します。
1.住宅性能の進化に等級が追い付いていない
住宅の進化は日々進むものです。
それに合わせて評価基準を変更していかなければ、高性能な住宅をきちんと評価することはできません。
2.日本の断熱基準を他国と合わせたい
日本の住宅は、他国と比較してUA値が大きく断熱性能が低い傾向にありました。
そこで、日本の家をより快適でより省エネなものにするために、ZEH仕様の「等級5」にとどまらず、より高い性能を目指していく必要があるということで、2つの等級が新設されたのです。
最後に、新設された2つの等級の詳細をまとめました。
・等級7
暖冷房にかかる一次エネルギー消費量をおおむね40%削減可能なレベルの性能
・等級6
暖冷房にかかる一次エネルギー消費量をおおむね30%削減可能なレベルの性能
□まとめ
今回は、断熱等性能等級の意味と新設された上位等級についてご紹介しました。
住宅の省エネ性能、快適さを示す指標である断熱等性能等級。
家を建てる際やリフォームの際には意識してみてください。
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