遮熱窓と断熱窓どっちがおすすめ?それぞれの特徴と使い分けについてご紹介
2023/08/06
断熱窓と遮熱窓は似たような性質を持ちますが、そこには明確な違いがあります。
しかしそれを理解せず、窓を選択してしまっている方は一定数いらっしゃいます。
2つの窓の特徴を理解し、それぞれの特徴に合った場所に設置することで、窓の持つ効果を最大限発揮できます。
そこで今回は、断熱窓と遮熱窓の特徴、2つの窓の使い分け方法について解説します。
□断熱窓と遮熱窓の特徴をご紹介!
1.断熱窓の特徴
断熱窓は、熱の移動を抑える効果を持ちます。
そんな断熱窓を設置することで、夏も冬も外気の影響を受けにくく、冷房や暖房で室内の温度を快適に保ちやすくなります。
2.遮熱窓の特徴
遮熱窓には、日射熱をカットする効果があります。 そのためこの遮熱窓を設置することで、夏場、太陽光などが当たりやすい部屋でも室内の温度を快適に保てます。 このように、断熱窓と遮熱窓には異なる特徴があるため、状況や環境によって使い分ける必要があるのです。
□2つの窓の使い分け方法とは?
次に窓選びのポイント、2つの窓の使い分け方法について解説します。
*窓選びのポイント
窓を選ぶときに大切なのが、どれだけ太陽の光を獲得できるかを示す「日射取得率」です。
先程解説したように、遮熱窓と断熱窓には異なる特徴がありますが、その両者の境界は意外と曖昧です。
例えばこの日射取得率は、基本的には50%未満の窓を遮熱窓、日射取得率が50%以上の窓を断熱窓と言われています。
しかし近年はこの境界に寄った遮熱窓も出てきているため、一概に「遮熱窓だからだめ」ということはできません。
その窓の性能を示す用語をきちんと理解し、それに合った選択をすることで効果的に住宅性能を向上させられるのです。
*南側には断熱窓を選択する
断熱窓と遮熱窓の使い分けとしては、南側には断熱窓、それ以外には遮熱窓を使うというのが基本になります。
窓で最も重要なのは、冬に日射を多く取り込めるようにすることです。
そして次に、夏の暑い時期に、日射をできるだけカットすることも大切です。
暖房は冷房よりも多くのエネルギーを使用するため、冬に効率的に熱を集めることを目的として、南側の窓には遮熱窓ではなく断熱窓を選択すると良いのです。
ただしこの場合、夏になると日差しが気になりかねません。
遮熱カーテンなどを用意して、夏にも過ごしやすくなるよう工夫しましょう。
□まとめ
今回は、断熱窓と遮熱窓の特徴、2つの窓の使い分け方法について解説しました。
熱の移動を抑える効果を持つ断熱窓と、日射熱をカットする効果を持つ遮熱窓。
それぞれの特徴を理解した上で、効果的に窓を設置しましょう。
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