省エネ住宅についてご存知ですか?その基準と種類をご紹介
2023/08/22
家を建てる前やリフォームの前には知っておきたい「省エネ住宅」について、皆様はどれくらいご存知ですか。
今回は、省エネルギー基準と省エネ住宅の種類についてご紹介します。
省エネ住宅は補助金や減税を受けられることもあるので、当記事を読んで省エネ住宅について理解を深めましょう。
□住宅の省エネルギー基準とは?
平成27年7月8日に公布された建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律(以下「建築物省エネ法」)は、エネルギーの使用の合理化等に関する法律で定められた、300平方メートル以上の建築物の新築等の「省エネ措置の届出」や住宅事業建築主が新築する一戸建て住宅に対する「住宅トップランナー制度」等に、以下の措置を加えたものとなります。
・大規模非住宅建築物の適合義務
・特殊な構造・設備を用いた建築物の大臣認定制度
・性能向上計画認定・容積率特例
・基準適合認定、表示制度等
住宅の省エネルギー性能評価のためには、以下2つの基準を用います。
・住宅の窓や外壁などの外皮性能を評価する基準(断熱性能UAや日射遮蔽性能イータAC値)
・設備機器等の一次エネルギー消費量を評価する基準(設計一次エネルギー消費量と基準一次エネルギー消費量)
□省エネ住宅5つの種類をご紹介!
一口に「省エネ住宅」といっても、様々な種類があります。
どれも地球環境に配慮し、二酸化炭素の排出削減を目的とした住宅ですが、その内容や目的、認定条件は異なります。 ここでは、注目度の高い5つの省エネ住宅をご紹介します。
1.ZEH住宅
ZEH住宅は、高断熱・高気密の外皮と高い省エネ性能を持つ設備を取り入れ、家庭の消費エネルギー量を抑えつつ、太陽光発電などの創エネ設備を活用します。
そのため、「年間の一次エネルギー消費量を概ね0にする住宅」といえます。
2.LCCM住宅
建築過程から、そこでの生活過程を経て、最終的にその住宅を解体・処分するまでに排出される二酸化炭素を削減する住宅です。 そんなLCCM住宅は、「省エネ」「創エネ」だけではなく「長寿命」という特徴があります。
3.長期優良住宅
長期優良住宅は、長期に渡り住み続けられる家造りを目的としています。
家を解体する際に発生する廃棄物の量を抑えられる、地球環境にも優しい住宅です。
4.認定低炭素住宅
地球温暖化の原因となる、二酸化炭素削減のための仕組みや設備を導入した住宅です。 認定低炭素住宅は、省エネに特化しているのが特徴で、基準を超える省エネルギー性能や節水機器、HEMSの設置といった、低炭素化促進のための対策がとられています。
5.スマートハウス
太陽光発電で電気をつくり、蓄電池に電気をため、IT技術の活用により電気を賢く使う省エネ住宅です。 太陽光発電、リチウムイオン蓄電池、自然冷媒ヒートポンプ式電気給湯機、省エネ家電、HEMS などが導入され、自家発電で得た電力を賢く効率的に使います。
□まとめ
今回は、省エネルギー基準と省エネ住宅の種類についてご紹介しました。
省エネルギー住宅の基準には、住宅の窓や外壁などの外皮性能を評価するものと、設備機器等の一次エネルギー消費量を評価するものの2種類があります。
今回ご紹介した省エネ住宅として認められれば、様々な補助金、減税が受けられます。
これらは新築の場合だけでなく、リフォームの際にも活用できますので、実施予定のリフォームが対象であるか調べてみてくださいね。
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