断熱等級6とはどのような基準?ある程度の断熱材の厚みが必要です
2023/12/23
節電や省エネに心を寄せる方は、新しい断熱等級に興味を持っているのではないでしょうか。
2022年10月、断熱等級の基準が一新されました。
この変更は、エネルギー効率を高め、快適な住環境を求める人々にとって、新たな指針となるものです。
今回の記事では、この新基準「断熱等級6」に焦点を当て、その詳細と実現に必要な要素を解説します。
□断熱等級6を実現するのに断熱材の厚みはどれだけ必要?
断熱等級6を実現するためには、何が必要なのでしょうか。
特に、断熱材の厚みについては多くの人が疑問を持っています。
1.6地域の場合
6地域では、現状の仕様で断熱等級6をクリアできます。
特に仕様の変更やコストアップは必要ありません。
この地域での住宅建築は、新しい断熱等級に対応が容易です。
2.4地域や5地域の場合
4・5地域では、サッシの性能アップと天井断熱材の製品変更または厚みの増加が必要です。
具体的には、熱還流率を1.03ワット毎平方メートル毎ケルビン程度にグレードアップする必要があります。
また、天井断熱材も熱伝導率が低い製品に変更するか、分厚くする必要があります。
コスト的には、約60万円の増額を見込む必要があります。
□断熱等級6とは?断熱等級が引き上げられました
節電・省エネに敏感な方々にとって、新しい断熱等級は気になるトピックでしょう。
特に、暖かい家を建てたいと考えている方にとって、この新しい断熱等級は避けて通れない課題となっています。
2022年10月、断熱等級の基準が引き上げられました。
それでは、この変更が何を意味するのか、詳しく見ていきましょう。
*基準の飛躍的な引き上げの背景
断熱等級の新設は23年ぶりであり、その間に民間団体が先行して断熱基準を普及させました。
脱炭素政策の影響もあり、国際基準に追いつく形で基準が引き上げられました。
断熱等級4が最低基準となり、2025年以降にはその適合が義務化される予定です。
これにより、新築住宅の品質が一層高まるでしょう。
*目指すべきは断熱等級6
以前は多くのハウスメーカーが「最高等級の断熱性能」と謳っていましたが、現在はその基準が厳しくなりました。
断熱等級6を目指すことが新たなスタンダードとなっています。
資金に余裕のある方は、さらに高い断熱性能を視野に入れることも考慮に値します。
断熱等級6は、今後の住宅選びにおいて避けて通れない基準となるでしょう。
□まとめ
断熱等級の新基準は、節電・省エネに敏感な方々にとって、新しい住まい選びの大きな要素となります。
断熱等級6は新たなスタンダードとして確立されつつあり、特に4・5地域ではその達成にはいくつかのステップが必要です。
新しい断熱等級に対応した住まいは、未来への賢い投資と言えるでしょう。
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