住まいにおける「等級」の意味とは?必須4項目についてもご紹介!
2023/12/27
新築住宅を建てる際の「等級」は一つの大きな決断ポイントとなります。
この記事では、住まいにおける「等級」の意味と、その必須4項目をご紹介します。
新築住宅を建てようか迷っている方、等級についての知識が浅いと感じている方は、ぜひ参考にしてください。
□住まいにおける「等級」の意味とは?
*住宅性能表示制度
住宅性能表示制度は、住宅の品質を明確にし、消費者が比較しやすいように設けられました。
この制度の導入により、住宅メーカーも対応を強化し、評価書の交付件数は年々増加しています。
この制度の存在は、住宅選びにおいて非常に重要な要素となっています。
*評価される10分野
住宅性能表示制度では、構造の安定性から防犯に至るまで、多角的に住宅を評価します。
各分野での評価は、国が指定する第三者機関によって行われ、その結果が評価書として発行されます。
この評価書は、まさに住宅の「成績表」とも言える資料です。
*必須4分野とその等級
特に重要視されるのが「必須4分野」です。
これには、構造の安定、劣化の軽減、維持管理・更新への配慮、温熱環境が含まれます。
各項目にはそれぞれ「等級」が設定されており、これが住宅選びにおける重要な判断基準となります。
□住まいの等級には必須4項目があります
1.耐震等級
耐震等級は、建物がどれだけ地震に強いかを示す指標です。
等級1は「倒壊しない」レベル、等級3は「繰り返し地震が来ても住み続けられる」レベルとされています。
特に、耐震等級3の建物は、熊本地震でも倒壊例がゼロであったとされています。
2.劣化対策等級
劣化対策等級は、建物がどれだけ長持ちするかを示す指標です。
等級3であれば、3世代にわたって住み続けられるとされています。
この等級が高いほど、長期間のメンテナンスコストも抑えられる可能性が高まります。
3.維持管理対策等級
維持管理対策等級は、配管や設備の点検・補修がどれだけ容易かを示す指標です。
等級3では、特に維持管理を容易にするための措置が施されています。
この等級が高いほど、日々の生活を快適に過ごせる可能性が高くなります。
4.省エネ(断熱等性能等級、一次エネルギー消費量)等級
省エネ基準には、断熱性能や一次エネルギー消費量に関する等級が設定されています。
近年では、「ZEH」「HEAT20」など、さらに高いレベルの基準も制定されています。
この等級が高いほど、エネルギーコストの削減が期待できます。
□まとめ
今回は、住まいにおける「等級」の意味とその必須4項目に焦点を当てて解説しました。
等級は、新築住宅を選ぶ際の重要な判断基準となります。
耐震性から省エネまで、多角的に住宅を評価するこの制度を理解し、より良い住まい選びをしていただければ幸いです。
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